微量栄養素
微量栄養素
なぜ微量栄養素が必要なのか?
体が必要とする栄養素には、毎日かなりの量を必要とするものと
ごく少量で足りるものとの2種類があります。
前者は多量栄養素と呼ばれる糖質・脂質・蛋白質の三大栄養素です。
微量栄養素と呼ばれるのは後者で、ビタミン類・ミネラル類などがこれにあたります。
従来「栄養素」というと三大栄養素やビタミン類を意味する事が多かったのですが、
近年ミネラルの重要性が認識され始めています。
ミネラルは灰分・無機質とも呼ばれるように、ものを燃やして残る灰」の成分です。
つまりは窒素「N」・炭素「C」・酸素「O」・水素「H]・を除いた残りの元素がミネラルになります。
ミネラルも二つに分類され、多量ミネラル〔マクロミネラル〕と
微量ミネラル〔トレースミネラル〕というふうに分類されます。
マクロミネラルには、ナトリウム・カリウム・マグネシウムなどがあり、
これらは神経細胞や筋肉細胞に電気的な興奮を伝える事で情報を伝えたり
筋肉を動したりするので電解質ミネラルともいわれています。
トレースミネラルの代表的なものには、亜鉛・ヨード・クロム・モリブデン・銅・鉄などがあり、
コラーゲンの合成・炭水化物の代謝、体内の酸素の運搬などに関係しているミネラルです。
そのほかにも多くのミネラルが存在します。
骨や歯を作ったり筋肉の構造を維持したり、血液の酸性・アルカリのバランスを保ったり、
ほかの栄養素が体内で円滑に利用されるようにしたり、神経やホルモンの伝達を円滑に行ったりと
決して欠かすことのできない役割を持っています。
現代の日本は飽食の時代といわれ、様々なダイエット法が一大産業をなしている感さえあります。
しかしこれは、必ずしも栄養素すべての過剰を意味してはおりません。
確かに、炭水化物、蛋白質、脂肪の三大栄養素に関しては、満ち足りた状態の人が多いでしょう。
けれども、年配の方のビタミン欠乏症、例えばビタミンB12や葉酸の欠乏はごく普通に見られ、
それが治療可能な痴呆症の原因であることも少なくありません。
また、マグネシウムはこの半世紀一貫して不足し続けた栄養素で、その欠乏症状には一般の家庭医が日常診療で患者さんから聞かされる症状のほとんどが含まれるくらいです。
こうしたビタミンやミネラルの欠乏が生じている理由には、精製加工食品に依存する食生活、ストレスの増加、医薬品の服用等いろいろな原因が考えられます。
理由が何であれ、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素は細胞レベルでの新陳代謝をコントロールしているので、
微量栄養素のアンバランスがあると、細胞レベルでの健康が損なわれることになります。
この段階での異状が是正されなければ、やがては進行した症状・疾患へと移行するかもしれません。
一度出来上がった病気を治療すると言うのは、のどが乾いてから井戸を掘るようなもので、大変なエネルギーを要します。
大きな病気になる前の細胞レベルでの小さな異状のうちに手が打てれば、大事に至らずにすむはずです。
ここに予防医学の必要性と、微量栄養素のバランスを取ることの重要性があるのです。
鉄分とミネラルと微量栄養素 |
| 脳に酸素は一瞬も止められない |
| 体を構成している元素のうち、酸素、炭素、水素、窒素で96%。5番目はカルシウム1.5% 6はリン1% 7は硫黄0.25% 8はカリウム0.2% 9はナトリウムと塩素、共に0.15% 以降は0.0が付き、ごくわずかに必要です。 鉄は0.006%です。体重50kgの人では30gで鉄クギ一本分です。 血液の赤い色が鉄を含む蛋白質のヘモグロビン。 鉄はちょっとでも不足すると体は酸素不足に陥り、色々の悪い症状が出て、ひどいと、死が訪れます。 輸血をして一時をしのいだり、貧血を治すために鉄分を含む薬を飲みますが、そのとき蛋白質をしっかり取らないと治りません。 鉄は血ですから、生臭く、美味しくはありませんが、一食あたり4mg必要です。 魚を内臓ごと食べるとか大豆や海草のヒジキ、に多く含まれています。 鉄なべで調理された料理や、鉄クギを入れて作った茄子の漬物など、鉄はいろいろと使われています。 大豆を食べないと、貧血の方が多くなります。 |
| 健康機能食品には頼らない |
| 鉄分よりももっと少ないが、必要な元素があります。 銅、ヨウ素、マンガン、セレン、亜鉛、クロム、モリブデン、バナジウム、等等。 微量でも重要な酵素の働きに関係しています。 単独では、毒物や劇物に指定されている物もあります。 例えば亜鉛が足りなくなると、塩の味が感じられなくなります。 ごくわずかの硫酸亜鉛を水に溶かして味わったら甘いので、翌日も同じく飲んだら、猛烈な吐き気に襲われました。 微量元素は生きている動物も植物も同じ様に元素を必要として生きています。 私たちは生き物を上手に食べることで微量を補給できます。 しかし健康機能食品に頼るのは元素のバランスを崩して新しい病気を引き起こす危険がありお勧めできません。 |




