1.症状とそのしくみ
a. 花粉症の症状
目と鼻の症状が主なものです。症状が出てくるのは、静岡では2月の中旬から下旬です。
- 目:かゆみ・充血・涙・目やに・目がゴロゴロする
- 鼻:くしゃみ・鼻水・鼻づまり・かゆみ
- その他:だるい・頭が重い・イライラする
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b. 症状が出るしくみ
花粉症の人の目や鼻の粘膜に花粉がつくと、その刺激により粘膜の中にある肥満細胞(マスト細胞)から「ヒスタミン」などの物質が放出されます。
ヒスタミンは、知覚神経を刺激してかゆみを起こし、くしゃみ中枢を刺激してくしゃみをさせ、分泌中枢を刺激して涙や鼻水を出させるのです。また、血管の壁を弱くして水分が漏れやすい状態になるので、血管のまわりに水がたまり、粘膜が浮腫(腫れ)を起こし、鼻づまりの原因になります。
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2.花粉の種類と季節
| 花粉症の原因となる植物は様々ですが、その代表的なものはスギです。スギ以外にも、カモガヤなどのイネ科の雑草、ブタクサ、ヨモギなどのキク科の雑草などもあります。それぞれの花粉の飛ぶ時期は、少しずつ異なっており、大まかにいうと、スギとヒノキは春、イネ科の植物は初夏から夏、キク科の植物は秋となります。ですから、症状の出る時期によって、原因植物が大まかに推定できます。
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主な原因植物の花粉飛散期間
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4 日常の対策
a. 不要な外出は控える
| 花粉は晴れた風のある日(特に雨上がりの翌日)によく飛びます。このような日の外出はできるだけ控えましょう。
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b. 花粉症の3点セット(帽子・メガネ・マスク)
| どうしても外出しなければならない場合は、花粉を避ける工夫をしましょう。帽子はツバが広いものを、メガネは出来れば側面もカバーできる専用のものを、マスクも花粉症用のものが最近は出回っています。
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c. 外出後にはからだについた花粉を落とす
| 外出後には、からだや衣類に付いた花粉を落としてから、家の中に入りましょう。外出に使った衣類やバッグは玄関ではずしてすぐにしまうとか、外出後には目や髪を洗うなど、工夫してみましょう。
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d. 室内への花粉の侵入を防ぐ
| 部屋の空気の入れ換え、布団干し、洗濯物などは、なるべく午前中に済ませるとか、風の強い日は避けるなどの注意をしましょう。室内の掃除はまめに行いましょう。掃除機を使うときは、噴出口を外に向けたり、延長ホースを使って本体を外に出すなど、せっかく吸い取った花粉を部屋にまき散らさない工夫をしましょう。
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e. ストレスを避け、十分な睡眠を!
| 過労や精神的ストレスは、症状を悪化させます。不規則な生活は避け、十分な睡眠をとって下さい。 |
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1.治療法
a. 花粉症の薬(薬効別)
・抗ヒスタミン剤
- アレルギーを起こす主な物質「ヒスタミン」の作用をブロックする薬です。効果は、使用後すぐ出ますが、眠くなることがあります。最近では、眠気の少ないものも出ています。
・抗アレルギー剤
- アレルギー反応をブロックします。抗ヒスタミン作用を持つものもあります。一般に効果の発現は遅く、使用後1〜2週間かかるといわれています。
・ステロイド剤
- ホルモン剤です。よく効きますが、副作用が気になるところです。医師の指示をよく守って使用して下さい。
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b. 花粉症の薬いろいろ(剤形別)
・内服薬(飲む薬)
- 抗アレルギー剤か、抗ヒスタミン剤を飲みます。1日2回のものが多いですが、最近は1日1回のものもあります。眠気の少ないものが多くなっています。
・点眼薬(目薬)
- 抗アレルギー剤がほとんどです。これは、症状のあるときだけつけても効きません。毎日使うと、1〜2週間して症状が軽くなります。花粉の季節は、ずっと継続しましょう。これとは別に、症状のひどい人にはステロイド剤もあります。ステロイド剤の点眼薬は必ず専門医の指示どおりに使って下さい。
・点鼻薬
- 抗アレルギー剤・ステロイド剤が多く使われます。どちらもすぐには効きません。予防的に定期で使います。やはりステロイド剤のほうが効果が良いようです。これらとは別に、血管収縮剤の点鼻薬があります。鼻づまりには即効性の効果があります。しかし、頻繁に使用しているとだんだん効かなくなってくることや、乳幼児には強い副作用が出ることがあるので、小児への使用はあまりお勧めできません。
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